戦後、西ドイツ 名門 Zeiss Ikon社製 35mm ビューカメラ Contina。

シャッター Prontor-SVS、1-1/300秒、絞りF.8-F22。

レンズ Novicar-Anastigmat 45mm F2.8。

ビューカメラですので、ピント合わせは目測。いまのスマホを使えば、絞り、シャッタースピード、被写体までの距離を測ってくれるかも。



良品の外観。当たりや凹み、革欠けはありません。塗装剥げやキズは見られます。



要整備品。

1-1/8秒の低速シャッターは閉じません。1/15秒以上は正常のようです。

絞りは動作正常。

巻き上げ機構は正常ですが、フィルムカウンターは進みません（より精確に説明すると、巻き上げ時にフィルムカウンターは進みますが、巻き上げレバーを戻すと、フィルムカウンターも元の数字に戻ります。ストッパが効いていないようで、要整備項目）。

ビューファインダーにほこりはありますが、概ねクリアです。

レンズガラスに拭きキズが多めです。カビはないように見えます。



付属品はありません。



カメラとしての機能を最小限守っているフィルムカメラ。整備も難しくないと思われます。

日本製カメラにマーケットから追い出され、Zeiss Ikonの低コストでありながら、カメラらしいデザインの逸品です。