出品のVitoret Dは、1962年頃にフォクトレンダーの普及型ビューファインダーカメラとして発売されました。1966年にボディコーナーが四角くなったバージョンに置き換えられましたが、1971年まで生産が続いたカメラです。

Vitoret Dには、Lanthar f/2.8 50mmとVaskar f/2.8 50mmの2つのレンズオプションが提供されていました。本機は Lanthar f/2.8 50mm付のバージョンになります。

「Vitoret D 仕様」

メーカー:フォクトレンダー

国名: ドイツ

制作年: 1963 - 1966

ボディタイプ:リジッドボディ固定レンズ

フィルムタイプ:35mm

レンズタイプ:ランサーf / 2.8 50mmまたはバスカーf / 2.8 50mm、1965年以降はカラーランサーf / 2.8 50mmに統一された。

シャッタータイプ:Prontor 125

フラッシュタイプ:アクセサリーシュー

「本機の状態」

本体及びレンズに経年使用によるスレやキズがあります。

ファインダーですが、ハーフミラーの劣化によりアンバー着色が有ります。視認性は若干劣りますが、フレーミングに影響を及ぼす程の劣化では有りません。

本機は内蔵非連動セレンメーターを搭載しておりますが、残念ながら不動です。単体露出計を使うかフイルム箱の露出計をご利用ください。

フォーカス合わせは目測の手動になります。

終盤のドイツ製コンパクトカメラ全般に言える事ですが、樹脂製パーツの工作精度や材質の劣化により不具合がでます。特にフイルム実装で巻き上げが重くなります。無理な巻き上げでコマ飛びしやすいため無理な操作は禁物です。

「作例写真」

・磐越西線C57180牽引ばんえつ物語号

徳沢橋梁手前の赤石沢橋梁と野沢駅停車

・そば畑と飯豊山遠望（会津坂下町窪倉地区）PL使用

フイルムはコダックUltraMax400を使用。晴天時の青の出方が独特です。



本機は実用機でコレクター向けの美品ではございません。僭越ではございますが、細部にこだわる方は専門店での購入をおススメします。

日本語によるお取引のみでAs is sale品になります。

撮影を含め保証はございません。プロフィールを確認くださいますようお願いいたします。