メルカリ含め中古市場に10年アンテナを張ってますが見た事がないアイテム。リックオウエンスのダウン入りLeather Flight Bomber Jacket。

レザーボンバーは現行でありますし、中綿入りジャケットも数多くあります。でも、高級グース入りダウンのレザーボンバーは大変希少。

適材適所でラムレザー、コットン、レーヨン、フェザーダスター、グース、ニューウール等を配置した手間のかかった逸品。表は風を通さない「レザー」中は「グース羽毛」という鉄壁の布陣で暖かいです。

現行の首元スナップボタンもなく非常にミニマルで、全ジッパーはもちろん高級なラッカーニ、立体裁断のキレイなパターンも目を惹きます。

ちゃんと暖かいのに天下のリックデザイン。これ一着で秋冬は無敵です。

『サイズ　50』
身幅　54.5
着丈　69
フロント着丈　72
肩幅　45
袖丈　65

(特有の立体裁断とフカフカな為、採寸はそこまで参考にならずあくまで目安。185cm超のガッチリ体型とかでなければハマります)

さて、なぜ希少か。

少ない生産数もそうですが、古いモデルなのもあります。Rickは昔の方がクォリティが高いのをご存知でしょうか？

2018年以前と以降では明白でして、例えば近年人気のBozo Tractorは少し履いただけでソールとの境目でのレザー裂けが多発。シルク占有率85%の肌に張り付く定番カットソーは同モデルなのに近年シルク15%まで落ち、今は12％になっています。

ブランド人気急上昇で生産が追い付かなくなり、ここ数年イタリア製ではなくモルドバ製も目立つようになりました。

人生賭けて好きなブランド故に言いたくはないものの価格は高騰したのに質の低下が著しいRick、特にレザーはこちらのように古いモノをオススメします。

ジッパーで擦れた一部レザー(画像11)や首裏の若干のレザー引きつり(画像12)とレザー割れ(画像13)はありますが目立つ傷とは呼べないかと。
裏地ライナーのRick Owens刺繍にシーズンが入らないほど昔のものですが、その割に状態は良好。
友人に頂いてからレザークリーム等の基本の手入れを欠かかさず行い、よく保湿されています。

ほぼ売る気無しなので値下げにご期待なさらず。もし売れたら売上で元所有者の友人にRickをプレゼントします。

※自己紹介文必読