宇野功芳氏が大絶賛して止まない鬼才 シェルヘンとルガノ放送管によるベートーヴェン交響曲全集ライブ盤です。
1965年のステレオ録音で大変良い音です。

シェルヘンは「 マタイ受難曲 」とマーラーの「 復活 」が同曲のベスト盤に挙がる名演ですが、やはりベートーヴェンが超弩弓の名演として永遠に残っていくと思います！

最近の指揮者はオーケストラメンバーの顔色を窺う軟弱な指揮者ばかりですが、シェルヘンは自分の思うままの音楽をオーケストラに再現させる力業が最高です。

特に「 田園 」の終楽章のオケの引っ張り方は尋常では無く、心から感動させられます。ここぞ！と言う所のシェルヘンの掛け声に本当に感動させられます。

指揮者の声と言えば、トスカニーニのラボエームの歌声や小林研一郎のうなり声が有名ですが、ハッキリ言って鑑賞の邪魔です。シェルヘンの掛け声はそれらとは違い感動を増幅してくれます！

「 怒れるベートーヴェンを熱き情熱 」で演奏した素晴らしい全集です。ベートーヴェン交響曲全集は一組と言われたら、真っ先にお薦めします！

初期の交響曲第1番、2番の鋭い切れ味、3番、5番の凄絶なまでの迫力、4番、6番の溢れ出る情感、7番の晴れやかさなど本当に素晴らしく、聴き出すと止まりません。( = 8番、9番は聴いてのお楽しみに )

尚、運命のリハーサル風景が録音されており、シェルヘン芸術の神髄が垣間見れます。

この商品はなかなか出品されませんので、ご興味ある方は是非ご購入下さい。

プラケースに僅かな擦れがありますが、盤面は綺麗で状態は良い商品ですので安心して購入頂けます。
これを聴かなければ終われません！