三重県鈴鹿市の鈴鹿市考古博物館の図録３種。3冊ともページが少ないのでまとめました。企画展の主催、図録の編集は鈴鹿市考古博物館（以下の執筆者・編集者は博物館のスタッフ）



①平成23年度特別展図録『ヤマトタケルと白鳥伝説』、執筆：岡村智子・小倉整、編集：岡村、2011年、A4・24ページ

【概要：展示・掲載されていたもの】

ⅰ）ヤマトタケル陵墓候補古墳の概要、出土遺物・遺構

　宮内庁治定と研究とで候補が異なる

ⅱ）白鳥や鳥が埴輪や須恵器などに使われている古墳



②平成23年度企画展図録『中ノ川流域の考古学』、執筆：藤原秀樹・岡村智子・小倉整、編集：小倉、2012年、A4サイズ

【概要：展示・掲載されていたもの】

平成５年（1993年）に同名で開催、約20年を経て新たに出土したものを加え精選して展示。鈴鹿市南部で丘陵が連なる津市との市境。道路・工場・住宅団地・大学など大規模開発に先んじて行われた発掘調査によって良好な資料が蓄積されていた地域である。



③企画展図録『河曲の考古学ー各地との交流ー』、主催・編集：鈴鹿市考古博物館、2012年？、A4サイズ・15ページ、奥付け無し

【概要：展示・掲載されていたもの】

河曲（かわの）は文字通り鈴鹿川がやや曲がる右岸の後背地。低地で水の危険がある地域。弥生から古墳時代の集落跡からは、交通の要衝だったことを示す豊かな遺物が出土している。

【状態】小さなキズや汚れはあるが破れや折りもなくキレイだと思う。