國文學 解釈と教材の研究　1991-12

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中上健次--風の王者

私にとっての中上健次

早熟の大器 / 河野多恵子

原音楽―中上健次「化粧」を読みつつ / 吉増剛造

対談 路地の消失と流亡 上京、「文芸首都」のころ 羽田、労働者として 七七年、差別のこと アメリカへ 昭和の終焉 湾岸戦争をめぐって / 柄谷行人 ; 中上健次

中上健次 作品の現在

『日輪の翼』論―＜語り＞のかるみをめぐって / 佐藤泰正

『奇蹟』における様式とリアリティ / 落合一泰

『讃歌』から / 大浦康介

『異族』論―フジナミの市 世界に穴を開ける場所 / 古橋信孝

『軽蔑』論―新しい恋愛小説の出現 / 平岡敏夫

『枯木灘』から『地の果て至上の時』へ―「風景」と「資本」の物語 / 日高昭二

オン・ザ・ボーダー

中上健次とラテンアメリカ文学―路地と悪党 / 野谷文昭

現代韓国文学と中上健次 / 安宇植

「南部」のセクシュアリティ―アメリカの生命力 / 荒このみ

パリの中上健次について私が知っている二、三の事柄 / 宮林寛

起点としての紀州

南方熊楠の地と中上健次 / 藤井貞和

佐藤春夫と中上健次 / 高橋世織

熊野観心十界曼荼羅と中上ワールド / 徳田和夫

中上健次主要作品解題 / 中村三春

中上健次評価の現在―小説家から照り返される評価の運動 / 栗坪良樹

作品登場人物図 / 今村忠純

年譜 / 永島貴吉

ほか