新井素子さんという作家さんをご存知でしょうか？


この『グリーンレクイエム』は
私が初めて、新井素子さんの作品に触れた一冊です。

こんな、面白いSFって、あるんだ！と感動し

それ以来、新井素子さんの本を最初まで遡り、
新作が出ると文庫化を待てずにハードカバーで買ってしまい持ち歩くのに重くて…という思い出。


40年の時を経ても色褪せない
SFファンタジーの名作‼️ と帯にも書かれていますが、本当の本当です！

今回、講談社文庫創刊50周年の時に、
新装版として出たものを本屋さんで見つけ、
思わず、嬉しくて記念に購入してしまった1冊を
お譲りいたします。

(初めて読んだ古ーいものが手元にありますので)


そして、新井素子さんの本は、
とにかく、「あとがき」が面白いんです。

読者や、ファンからは、
「あとがき」をとても楽しみにしていると
当時から有名でした。

今回あとがきは当時のものと新しく書いた40年後のあとがきと2つ収録されています。

グリーンレクイエムのあとがき、6つ目だそうです。(出版社が変わったり、映画化したりとその度にあとがきを期待されて書かれているので…。)

…で、グリーンレクイエムですが、


幼い頃に迷い込んだ山奥の洋館で出会った
深い緑色の髪の少女に心奪われた主人公は
時を経て、再び街で
緑色の髪を持つ女性を見かけます。

緑色の髪の毛を持つ少女「明日香」の秘密、
心の中に響く『帰りたい』と繰り返すメロディ

明日香の髪に秘められた力
彼女の正体は？
帰るべき場所とは？

そしてあとがき。

40年経っても楽しめる。
わかっていても、再び読んでしまう
このお話を、
ぜひ、新装版でお分けしたいと思いました。


「グリーン・レクイエム」
新井 素子
定価: ￥ 670+税 (737円)


グリーンレクイエムの他に

・週に一度のお食事を
・宇宙魚顚末記

という、楽しいお話が二つ収録されています。

そちらもぜひ、楽しんでみてください。

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