ご注意下さい。中身はみんな私が飲み干しました。

ニッカの宮城峡蒸溜所限定ボトル「シェリー＆スイート」の空瓶と化粧箱セットの出品です。
容量500mlと少ないので「あ」って言った瞬間に空になっていました。
ラベルにはちょっと破れがあります（写真1.3.4枚目参照）。
また、4枚目の写真にある余市蒸溜所限定ボトルは付属しません。
飲み比べてみたのですが、宮城峡のほうがシェリー樽の特徴が強く出る酒質でした。
どっちが上ということではなく、どちらも美味しいボトルです。
この品は匿名配送可能なメルカリ便で発送します。
希望配送日時がある場合は購入時に連絡ください。
可能な限り対応します。

スコットランドでウイスキー造りを学んだ竹鶴政孝は余市に次ぐ蒸溜所を建てる際、クセがあり主張の強いハイランドタイプの原酒ができる余市に対して、穏やかで主張し過ぎないローランドタイプの原酒を造れる場所を探したといいます。
スコッチウイスキーは時間と自然が造りだす様々なモルト原酒をブレンドすることで、珠玉のボトルを生み出すものだったからです。
もし竹鶴がアイラモルトを経験していたら、余市のことはアイラタイプと言っていたのではないかと思います。

現在はスコッチウイスキーの地域分けにアイラ、アイランズ、スペイサイド、キャンベルタウンと「北のハイランド」、「南のローランド」とされていることを目にすることが増えました。
地理的には確かに正しいのですが、これはたまたまであって真実ではありません。
山岳地帯で標高の高いハイランドと、平野地帯で標高の低いローランドなのです。
スマートフォンが普及した現在がどうなのかは知りませんが、各国で地名が付けられた時代は国土を俯瞰して見ることなどできなくて、その地に立って目を凝らすしかなかったのですから。
世界のどこでも高さを表す地名が緯度を示すことはありません。
それを表すのは必ず方位です。

ハイランドやスペイサイドのように起伏の激しいところや、アイラやアイランズのように厳しい環境で生まれる原酒は皆個性が強い傾向があります。
一方でグラスゴーや首都エディンバラに近く、流通にも便のいいローランドで生まれる原酒は基本的におとなしくて没個性的です。
そのためか、便利な環境にも関わらず稼働蒸溜所がたった3ヶ所しかなかった時代も長かった。
あれ、これは酒だけの話でしょうか？