1965年のレコードデビューから50周年を迎えた英国3大バンドの1つであるザ・フーが2015年6月に、ロンドンのハイドパークで65000人の観客を前に行なった記念コンサートの映像作品です。
ロジャー・ダルトリーとピート・タウンゼントの2人を、いつもの素晴らしいピノ・パラディーノとザック・スターキーのリズム隊が支えます。
ロジャーとピートは、この時、70歳を超えているとは思えない若さとパワーで充実した演奏を繰り広げますし、ピートはお馴染みの風車奏法で、相変わらず右腕をブンブン振り回します。
このライヴ映像は、映画としても公開された様で、途中で、イギー・ポップ、ポール・ウェラー、ジョニー・マーのインタビューも流れ、ピートは、ポール・ウェラーからのEmailでのリクエストだと話してから『ピクチャー・オブ・リリー』を演奏します。
また、イギー・ポップは本編最後のエンドロールで『マイジェネレーション』をギター1本の弾き語りで歌います。
50周年という事と、この先は一緒にはやらない(実際はやりますが)と示唆し、最後のライヴも覚悟しているのか、いきなりの代表曲の連発や、ファンに対する感謝の言葉も多く、かなり特別な雰囲気が流れています。
そしてなんと言っても、ラストの2曲。
本当に感動的ですし、ファンも大合唱で応えます。
映画化もされたとのことで、カメラも素晴らしく、Blu-rayですので、映像も音も文句無しです。
全22曲123分　輸入盤につき日本語字幕なし。