白洲正子『 きもの美　ー選ぶ眼　着る心ー 』

光文社知恵の森文庫

2008年1月20日初版第１刷発行



きれいな状態です。



＜内容＞



きものが好きになるまで

伝統のきもの（１）ー織物ー

伝統のきもの（２）ー染めものー

きものを選ぶ眼

どこで何を着ればよいか

きものの付属品



著者は、銀座で染色工芸店

「こうげい」を経営していました。



「こうげい」は、

1956年に白洲正子が46歳のときに

銀座八丁目で開店した染色工芸の店です。

この店は、白洲正子の多彩な活動の

一つとして重要な位置を占めていました。



銀座八丁目に位置し、当時の銀座の

文化的な雰囲気の中で営業していました。



白洲正子は、自宅の武相荘

（町田市能ヶ谷）から「こうげい」まで、

往復4時間の道のりを毎日通っていたといいます。



「こうげい」からは、

田島隆夫、古澤万千子など多くの作家が育ちました。



この本にも、著者の

幅広い交友関係が生かされています。



「美」に対しての独特の視点をもち

追求していた白洲正子が

愛情をもって綴った「きもの美」。



読みやすい文庫本になっています。

お手元にぜひどうぞ。





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