関沢新一写真集「滅びゆく蒸気機関車」
著者： 関沢新一
ノーベル書房 1963/5/13 第三版
大きさ：295 x 230 x 20mm

著者の関沢新一は、脚本家・作詞家が本業で、1960年代の怪獣映画の脚本や、美空ひばりの「柔」などの作詞を手掛けておりました。また、今この出品をご覧の方々に説明は不要と思いますが、鉄道写真家としても素晴らしい作品を発表しております。本書は、関沢の卓越した感性とフレーミングの素晴らしさを裏付けていると思います。

また、鉄道ファンにとってこの写真集の魅力は収められている蒸気機関車が、SLイベントなど観賞用の運行ではなく、全て現役で活躍している姿であることです。サンプル写真を可能な限り載せておりますので、ご覧ください。そして、水上勉、谷川俊太郎、野坂昭如、石原裕次郎、岡本喜八、黛敏郎、戸塚文子、司葉子など当時の著名人が小文を寄せております。

新刊で購入し数回閲覧。その後暗所で保管しておりました。六十年近く経っておりますのでヤケなど全般的な疲労感はありますが、比較的良い状態だと思います。スリップケースのコーティングに少ハガレあります。写真図版の紙面には、シミ・手垢・折れ跡・破れ・開き癖などはありません。中古としての出品ですので、現品渡しになります。重さが1kgを超えますのでゆうパック60サイズ（780円 当方負担）になります。