ブラームス

①ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 op.78『雨の歌』

②ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 op.100

③ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 op.108



オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン)

マリア・ジョアン・ピリス (ピアノ)

録音:1991年8月 ミュンヘン



ブラームスのヴァイオリン・ソナタは、昔から名盤には恵まれた曲集ですが、それらを退けて、名曲名盤の選定で第1位を獲得(なんと4連覇)しているのがこのデュメイ／ピリス盤です。洗練された音色の美しさと密度の濃いアンサンブルに録音の素晴らしさの相乗効果が不滅の名盤を生み出しました。



デュメイのヴァイオリンが　雄弁に魔性をたたえて、ピリスのピアノに　一部のすきも無くぴったりと寄り添われて、ブラームスの音楽世界のひだに深く深く分け入っていく。聴いていると思わず引き込まれてしまう。



デュメイの美音とそれを活かす響きや録音の良さが際立つCDに仕上がっています。美しすぎてその美音にのめり込みそうなところをピリスの落ち着いたサポートが活きてくる。テンポはゆったりとしていて音の美しさと音楽のゆとりが好ましい。ブラームスといえば「渋い」イメージが先行する気もするが、落ち着いた雰囲気のつややかさがこの盤のポイントではないだろうか。おすすめです。



デュメイの音は美しいが、情に流されることなくすみずみまで知的にコントロールされ、しかも深い抒情をたたえている。重音も決してヒステリックにならない。ビリスのピアノも同じ。また、ソナタの一番から三番までそれぞれの曲の性格がきちんと弾き分けられていると思う。この二人のアンサンブルは重苦しくなることなく、フォルティシモも決してやかましくならない。デュオとして傑出した演奏だと思う。知と情のバランスのとれた、内面的で静謐なブラームス。本当にひたひたと心にしみる美しい演奏だ。



国内盤、帯無し、盤面傷無し

プラケース少しすれあり



＊まとめ買い値引き致します(要事前コメント)

2枚購入→150円引き、3枚購入→300円引き

4枚購入→450円引き、10点以上は全品150円引き

（単品購入での値引きはご容赦ください）