「武道通信 弐ノ巻」平成10年12月刊

［特集］三島由紀夫が己の腹に放った刃を 我らが胸に抱く日が来た



・対談：前田日明（編集長）ＶＳ論客　猪瀬直樹『「形」を棄てた戦後日本人』

・安藤武『『三島由紀夫の現代武士道』

・板坂剛『文学のベールを剥いだとき、そこに武士道があった』

・小杉英了『声なき絶叫　深淵を飛ぶ意識』

・久住純『肉体が思想に変容する瞬間、荒ぶる魂が行動をよびさます』

・鈴木邦男『三島由紀夫と森田必勝　二人はいまも生きている』

・前田日明『対話　日本人論　林房雄　三島由紀夫（日本人論を読む）』

・再録　『三島由紀夫の生涯』＜宿命の哲学＞（昭和45年11月25日）



【裏表紙より】

『いま、なぜ三島由紀夫なのか？

昭和四十五年十一月二十五日――自衛隊市ヶ谷駐屯地にて三島由紀夫は切腹の作法をもって自決した。当時の報道はスキャンダラスな面に終始し、自決の真意が覆い隠されてしまった。三十年近くたったいま、三島ほど現代の日本を予見していた者はいなかったことに気づく。



三島由紀夫が放った刃が我らの空虚をあばき、今世紀を超えていくだろう』



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