ドイツ語史 : 社会・文化・メディアを背景として 郁文堂 定価3500円
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「ドイツ語史 : 社会・文化・メディアを背景として」
須沢 通 / 井出 万秀
定価: ¥ 3500
はじめに
本書は、ドイツ語史を学ほうとする学生諸君およびドイツ語の歴史に興味を抱く一般読者諸氏を対象に、現代の標準ドイツ語に至るドイツ話の発達史全般を概説するために編まれた。
ドイツ語の歴史は、ドイツ語による最初の文献が現れる8世紀に始まるとされる。「ドイツ語」という言葉も、この時代に初めて、ラテン語やロマンス語と対立する、「民衆語」を意味する中世ラテン語の形で文献に現れる。8世紀のカロリング朝フランク王国では、民衆語によるキリスト数布教のため、さらに、カール大帝による民衆語と民族文化の保護・育成の試みによって、ドイツ語が公用語としてのラテン語と並んで、書きことばとしても積極的に用いられた。書きことばとしてのドイツ語の出現をもってドイツ語の歴史が始まるとされるように、この後の標準ドイツ語成立に至る過程は、書きことばとしてのドイツ語の統一プロセスであると言えよう。しかし、イギリスやフランスでは、それぞれロンドン、パリといった標準語成立の中心となる強力な政治的、文化的中枢が早くから存在したのに対して、長い間、政治、経済。文化における単一の中枢を持たなかったドイツでは、書きことばとしてのドイツ語の統一プロセスは、多的で複雑にならざるをえなかった。ドイツ語の書きことばにおける確かな統一の動きが確認されるのは、ようやく 16.17世紀になってからである。
話しことばについて見ると、8世紀のドイツ語は複数のゲルマン部族の言語から成り立っていた。これらの部族語に起源を持つドイツ語の方言(地域方言)は、今日でもなおその特徴を強く残し、日常的に用いられている。長い間、政治的。文化的中枢を失いていたドイツでは、話しことばとしてのドイツ語の統一は容易なことではなかった。
本書では、ドイツ語の発達段階を、文献とそこに記録された書きことばの特徴を中心に、ドイツ語と社会との関わり、人々のドイツ語に対する意識など、 中略
古物商許可証
第 621272201772号 交付平成22年10月18日 大阪府公安委員会
#須沢通 #須沢_通 #井出万秀 #井出_万秀 #本 #語学/ドイツ語
須沢 通 / 井出 万秀
定価: ¥ 3500
はじめに
本書は、ドイツ語史を学ほうとする学生諸君およびドイツ語の歴史に興味を抱く一般読者諸氏を対象に、現代の標準ドイツ語に至るドイツ話の発達史全般を概説するために編まれた。
ドイツ語の歴史は、ドイツ語による最初の文献が現れる8世紀に始まるとされる。「ドイツ語」という言葉も、この時代に初めて、ラテン語やロマンス語と対立する、「民衆語」を意味する中世ラテン語の形で文献に現れる。8世紀のカロリング朝フランク王国では、民衆語によるキリスト数布教のため、さらに、カール大帝による民衆語と民族文化の保護・育成の試みによって、ドイツ語が公用語としてのラテン語と並んで、書きことばとしても積極的に用いられた。書きことばとしてのドイツ語の出現をもってドイツ語の歴史が始まるとされるように、この後の標準ドイツ語成立に至る過程は、書きことばとしてのドイツ語の統一プロセスであると言えよう。しかし、イギリスやフランスでは、それぞれロンドン、パリといった標準語成立の中心となる強力な政治的、文化的中枢が早くから存在したのに対して、長い間、政治、経済。文化における単一の中枢を持たなかったドイツでは、書きことばとしてのドイツ語の統一プロセスは、多的で複雑にならざるをえなかった。ドイツ語の書きことばにおける確かな統一の動きが確認されるのは、ようやく 16.17世紀になってからである。
話しことばについて見ると、8世紀のドイツ語は複数のゲルマン部族の言語から成り立っていた。これらの部族語に起源を持つドイツ語の方言(地域方言)は、今日でもなおその特徴を強く残し、日常的に用いられている。長い間、政治的。文化的中枢を失いていたドイツでは、話しことばとしてのドイツ語の統一は容易なことではなかった。
本書では、ドイツ語の発達段階を、文献とそこに記録された書きことばの特徴を中心に、ドイツ語と社会との関わり、人々のドイツ語に対する意識など、 中略
古物商許可証
第 621272201772号 交付平成22年10月18日 大阪府公安委員会
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