古い大工道具の「両刃鋸」です。
昭和の後半から平成の初期まで、プロの大工さんが生活を掛けて使用していた道具、古色蒼然としていますが汚れを払い、目立てして出品いたします。
横挽きの刃が極端にに「目立て減り」しています。縦挽きが21ミリ、原型とすると12ミリまで減っている事になり、少なくても10回以上の目立てを經た事になります。
当時の目立て代は片刃2500円ほど、
「目立て代をかけても使いたい鋸」ですね。
私も目立てを、感触ですが「玉鋼」の感じ、
大事にされた理由かも知れません。
切れ味は十分です、試し切りして確認済み。

型式　　両刃鋸　呼び寸　8寸
全長　　590ミリ
刃渡　　240ミリ
刃幅　　　62ミリ
寸目　18枚　(30ミリ当たりの刃の数)
　　　標準　細工向き
鋸柄　　藤の総巻
在銘　無銘か？判読出来ず

目立てヤスリを一丁付けます。