ヴァルカン クリケット ブラックギルトミラーダイヤル / VULCAIN CRICKET GILTDIAL
REFERENCE：
SERIAL：
MOV：手巻き　　　 　
CAL：VULCAIN 120
YEAR：1980年代　　　　
MATERIAL：SS
CASE SIZE：34㎜
BAND SIZE：─㎝
付属品：
オーバーホール済み
ITEM NO.10188
現行時計にもリバイバルモデルがある、歴代のアメリカ大統領が愛用した時計として知られるアラームウォッチです。
市場に於いてここまで状態の良いブラックギルトミラーダイアルの個体はそう見かけることはありません。
そして、この時計の魅力は数々の新機構が搭載されたムーブメントにあります。
アラーム機構は、大きなハンマーが二重裏蓋の内側の突起を打つことで共鳴させます。
そのため、ジャガールクルトのメモヴォックスよりも大きな音が鳴ります。
時刻と独立したゼンマイで稼動するため、十分な駆動時間を得ており、
１つのリューズで時刻用、アラーム用の２つのゼンマイを巻き上げる画期的な機構を持ちます。
普通の時計はリューズを手前に巻くと空回りしますが、この時計はアラーム用のゼンマイを巻き上げることができます。
そして、テンプの軸の天芯には独自の安定機構「エグザクトマチック」を搭載し、
耐震装置「インカブロック」とともに時計としての精度、品質にも妥協がありません。
すべての部品を自社で製造することにこだわるマニュファクチュール、バルカンが5年の歳月をかけて開発した技術の結晶と言えるでしょう。
2時位置のプッシュボタンはアラーム鳴り時に1段押すとアラームストップ、
さらにもう１段押し込み、12時側にリューズを回すことでアラーム時刻のセットができます。
時刻調整はリューズを２段引き出した状態で６時側に回すことで時間を進めることのみ可能です。
つまり、進めた時刻を戻すことが出来ない 特殊な構造なのです。
操作感は複雑で、まるでマニュアル車を運転しているかのよう。
１日で慣れますね！（個人差あり）
往年のマニュアル車のシフトレバーがそうであるように、この時計のリューズも操作が激しいため、表面の金メッキが剥げています。
しかし、それが良いのです。
どんな時でも不便を楽しめる余裕のある大人でありたいものです。
そう思いませんか？