「優駿の門 1〜21」

「番外編　白蹄のライバル」

「番外編　瞳の中のライバル」

やまさき拓味

いずれも波打ちはありません。

冊子によって経年の出方が違いますが、おおむね状態は良いです。新品に近いのはシリーズ最終巻のみです。

破れはありません。



傑作シリーズの走りとなった本シリーズは、もはや涙なくして読めません。

綿密な取材に基づき現実を拾い、フィクションを成立させていますが、フィクションの枠や競馬漫画の枠を飛び出した大作です。生きること、信じること、理不尽な運命を受け入れること、青年の成長、仲間と支えあうこと、経済動物の存在、動物への畏敬をありったけの手法で描く意欲作です。

「号」をつけられた車両扱いの馬には心があり、それを理解しようとともに歩む人間の姿にいちるの望みすら感じます。また、「号」すらつかない名もなき馬たちへの愛が描かれていることも特筆すべき特徴です。全編にわたり、作者の愛や人間性を感じる渾身の作品です。



シリーズのレビューを書きたくて数冊ごとに分けて出品していましたが、この度はまとめての出品にいたします。レビューを書いたことで、この作品に対する感謝というか満足感を得ました(^ｖ^)　せっかく書いたので、コメント欄に転載しました。



ご検討をよろしくお願いいたします。



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