耕治人『一条の光・天井から降る哀しい音』(講談社、講談社文芸文庫、1991)1994

帯付、カバースレ・キズ・ヨゴレ、背表紙ヤケ・上部ヨレ(画像4枚目参照)、裏表紙上部ヤケ少・ヨレ(画像3枚目参照)／本体小口ヤケきつめ・キズ・ヨゴレ(底／画像7,8枚目参照)、頁ヤケ・ヨゴレ少(画像10枚目参照)・ヨレ少

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脳硬化症の妻は“私”を認識できない。 ――何度目かに「御主人ですよ」と言われたとき、「そうかもしれない」と低いが、はっきりした声でいった。―― 五十余年連れ添った老夫婦の終焉間近い困窮の日常生活。その哀感極まり浄福感充ちる生命の闘いを簡明に描く所謂“命終三部作”ほか、読売文学賞受賞『一条の光』、平林賞『この世に招かれてきた客』など耕治人の清澄の頂点六篇。（裏表紙より）