白い航跡 上下／２冊セット／吉村昭／講談社文庫

●「白い航跡 上」
吉村昭
定価: ¥480

#吉村昭 #本 #日本文学／小説・物語

　　　　内容説明

明治初年、海軍・陸軍軍人の病死の最大原因は脚気であった。その予防法を確立し、東京慈恵会医科大学を創立した高木兼寛の不屈の信念と人類愛にみちた生涯を描く歴史ロマン―薩摩藩軍医として、戊辰戦争で見聞した西洋医学に兼寛は驚き、海軍に入ってからはイギリスに留学し、近代医学を修め、帰国する。

●「白い航跡 下」
吉村 昭
定価: ¥480

　　　　内容説明

海軍軍医総監となった高木兼寛は、脚気の原因説をめぐり、陸軍軍医部を代表する森林太郎（鴎外）と宿命的な対決をする。実証主義に徹するイギリス医学に則る「白米食説」と、学理を重視するドイツ医学を信奉する「細菌説」の対決であった。この対決は、日清・日露戦争を経て、両者の死後初めて結着した。

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