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トレカ先進国アメリカと、カードダスを産んだ我が国日本が『ストリートファイター』で真剣対決。果たしてどちらが真のカード大国なのか。



ROUND1　“迫真のファイト！”　対決



『ストリートファイター』といえば格闘家同士の真剣バトル！奇しくも両者ともVSザンギのカードを出してきたが、カードダス側のザンギの顔の緊張感のなさよ。対するトレカの方のザンギ。これは真に迫っている。よくここまで似た役者を見つけてきたものだ。向かい合う格闘家同士の気迫が伝わってくる。一本目はトレカの勝利。



ROUND2　“原作再現度”　対決



一本目はザンギが勝敗を分けてしまった。次こそ春麗同士の真っ向勝負。トレカ側。真っ赤なチャイナ服、両腕のトゲトゲは良し。頭のお団子にドアノブカバーがないがまあこれも良いだろう。だが、ミカン袋みたいな網タイツはいただけない。対するカードダス。キャラこそSD化されているものの、格闘家らしい肉付きの描写が実に見事。「ヤッター！」の声が聞こえてきそうな、春麗のかわいい一面が窺える表情はファンも納得の出来だろう。二本目はカードダスの勝ち。



ROUND3　“普通の女の子？”　対決



最終的な勝敗を決する三本目はキャラの “女性性” に着目。まずはカードダス。SFC版のエンディングはAC版とは絵が異なり、こちらの方がタンクトップにホットパンツと、肌の露出が極まり眼福至極。今日に至る、春麗人気を決定づけた一枚で勝負を賭ける。一方のトレカ側。なんじゃこれはと思われるかもだが、ハリウッド版の映画の中での春麗は、父親の仇をうつべく巧みに変装を使い分けシャドルーへ潜入、宿敵に接近するというあらすじがあり、これはその変装後のワンシーン。演じたのは香港系アメリカ人のミンナ・ウェン女史。…この映画の春麗のことを “ブ○” という者もいるようだがそれは間違いだ。ミンナさんはこの映画の前年に『ジョイ・ラック・クラブ』という素晴らしい映画に出演されており、ディズニーの『ムーラン』では主人公ムーランの声をこれまた素晴らしい演技で演じられている。そんな稀代な才能を持つ女優が演じた春麗が悪いわけなどがない。悪いのは映画そのものの出来であって、春麗がブ○とは的外れもいい所。よって三本目は引き分け。



最終結果。互いに一勝一敗一分。先鋒戦の春麗編はドローにて決着。