●江戸明治和本●江戸めぐり［江戸内めぐり］

【判型】中本1冊。縦163粍。

【作者】本多月楽（安勝子）編・序。

【年代等】享保13年11月自序。享保13年12月初刊（［江戸］稲村儀右衛門板）。延享3年11月自序・再刊（［江戸］小林重兵衛板）。

【備考】分類「地誌」。『江戸めぐり［江戸内めぐり］』は、江戸府内の神社仏閣・大名屋敷・六阿弥陀ほか名所、江戸城および江戸府内の年中行事、江戸を起点とする各方面への道法（路程）などを収録し、適宜、検索に便利ないろは引きにしたポケット版の江戸案内記。巻頭に武蔵国の概要と「江戸方角見量図（江戸府内の略地図、見開き2丁）」を掲げ、続いて本文として「町中通安見（日本橋よる諸方道法）」「神社仏閣、并略縁起、所附」「いろは歌諸大名屋敷付（イロハ歌ではなく、イロハ引きにした一覧で、場所を簡単に付記する）」「六阿弥陀、并道法（武州六阿弥陀の寺名・宗派・所在と次の阿弥陀寺院までの距離）」「御城年中行事（城内儀式一覧）」「惣年中行事（江戸府内社寺祭礼等一覧）」「江戸名所いろは歌（江戸名所のイロハ引き案内で簡単な解説を付す）」「江戸府内之外之所（世田谷・玉川・武蔵野・矢口渡の簡単な紹介）」「江戸より諸方へ之道法（鎌倉・日光・忍・鹿嶋・行徳・川越・八王子・伊香保・草津・甲府・大山・熱海・箱根湯本への道法）」を収録する。

★原装・題簽付・美本。【参考価格（初出品時の相場）：日本の古本屋で、85,000円】。