写真の通り、使用感はほぼ無く、新品同様の状態です。
書込みもありません。
定価は3,850円（税込）です。

1 本書の特徴
予備試験論文式試験の共通科目および国際私法の最重要論点について取扱っています。
各設問は、①短文の問題、②シンプルな答案例、③採点表で構成されており、特に解説はありません（詳細はHPでご確認下さい）。
また、論点の網羅性を意識したものではないため、一般的な論文問題集とは大きく異なります。

2 本書を利用すべきと思われる人
当方は令和5年予備試験の最終合格者（社会人）ですが、この本はとても良い参考書だと思います。
特に、以下の人には効果を発揮すると思います。
→①一生懸命に「勉強」しているはずなのに、コンスタントにC評価くらいの答案を書くことが出来ていない人
→②所謂、論文初心者（かつ独学、社会人）で、「要するにここを外さなければ何とかなる」というポイントをまず知りたいという人

3 おすすめの使い方
1）設問を読み、答案構成を行う
2）採点表と同様の項目構成になっているか確認
3）違っていたら、ひとまず採点表の項目構成が正しいものとして頭を整理する
※難しい問題は載っていないので、小学生が算数のプリントを解いているイメージでどんどん進めて、3周くらいして下さい。

4 本書から吸収すべきこと
この本の利用価値は、「答案構成を適切に行い、正しい場所・順番で論述出来るようになるために、繰り返しトレーニングする」ことにあります。
そして、このトレーニングを通じ、本当に本番で実践できるようになれば、予備試験論文式試験の合格水準は超えてしまうということに気付けます。
「この問題提起の仕方が上手！」、「このキーワードを使う！」、「事実を沢山拾って、一言で評価して規範に当てはめる！」といった手法は確かに重要ですが、まずは、「どんな状況でも、中身はともかく、形式面では意味の通る文章を起案できる」ようになることが合格にとって重要です。
この幹の部分を疎かにしている人は安定的な力が付かないことが多いように思います。

5 さいごに
この本は、すべての法律科目に共通の答案構成力を養成するために、あの手この手で設問を用意してあります。
一般的な問題集を解いているのにイマイチ結果が出ない人、これから学習するにあたって本質を掴みたい人は、購入を是非ご検討下さい。