「がんになってわかったお金と人生の本質」
山崎元 定価: ￥ 1600

最後の１秒まで幸福は追求できる
その真実をつづった遺稿を特別収載。
最期の時間でたどり着いた「人生の最終原理」とは

筆者は2022年の夏に食道癌が見つかった。
癌の各局面にあっての考え方や意思決定の記録である。
お金よりも大事なことにどうやって気づくか、
限られた時間をいかに生きるか――。
遺稿「癌の記・裏日記」も特別収載。


第１章　癌患者と投資初心者は似ている
●ステージⅢ、「真面目な癌患者になろう」
どのように見つかったか

●情報を、拾うか、捨てるか
情報を制限しないと、身が持たない/５年生存率の見当を付ける

●上機嫌な癌患者でありたい
癌患者の時間と「資源の最適化」

第２章　がん保険はやっぱり要らなかった

●治療にかかったお金はいくら？
人生をやり直すとしたらがん保険に入るか？
衝撃の負担額

●「不安に対処する」ための保険は賢くない
「がん保険には入らない」という結論を何度でも出す

●加入していい保険の条件
安心ではなく必要性で判断する

第３章　癌になって分かった、どうでもいいことと大切なこと

●悩ましい頭髪の問題
「下級の落ち武者」のような髪

●わが物欲生活と身辺整理
地位財競争から降りることが幸せへの道／持ち物を手放す

●再発、意識する持ち時間
体力と時間と仕事／仕事は10年に一度リニューアル

●癌患者には親切にしないで
飲酒で得たものと失ったもの／「実はどうでもいいこと」

第４章　山崎式・終活のセオリー６箇条

●最晩年の住まいと介護を考える
人生の手仕舞いは難しい／生活はシンプルに

●お金を守る超合理的相続対策
相続は早めに決める／親のお金を守れ！

●「墓なし・坊主なし」のわが家の弔いルール
宗教なしの弔いは十分可能／死は突然やって来る

第５章　お金より大事なものにどうやって気づくか

●〝善意の愉快犯〞として生ききる
「山崎さんは、どのようなことがしたいのですか」

●お金は「増やし方」より「使い方」こそ大切だ
お金には「使い時」がある

●「幸福」を決めるたった一つの要素
幸せになるための平凡な結論

●「お金より大事なもの」にどうやって気づくか
お金の呪縛から逃れる鍵はどこ？

#山崎元 #本 #日本文学／評論・随筆