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【内容紹介】

目をそらさずに考えよう。二度とこんなことが起きないように。識者の発言だけでは納得できない、全国の一般人の本音。

日本中を震撼させた14歳の少年による神戸小学生殺人事件。全国の一般の人は、この事件をどう受けとめたのか。23の質問項目によるアンケートをもとに、この事件をどう捉えるべきかを考える。

【事件について】

神戸連続児童殺傷事件は、1997年2月 - 5月にかけて兵庫県神戸市須磨区で発生した連続殺傷事件（少年犯罪）。男子中学生（事件当時14歳：神戸市立友が丘中学校3年）が相次いで小学生5人を殺傷した。犯人の少年が酒鬼薔薇聖斗（さかきばらせいと）と名乗っていたことから、「酒鬼薔薇事件」「酒鬼薔薇聖斗事件」とも呼ばれる。

1997年の2月から5月にかけ、5人の小学生が被害を受け、2人が死亡し、2人が重軽傷を負った。犯人は事件当時、神戸市立友が丘中学校に在学していた中学3年生の少年A（当時14歳）で、殺人・殺人未遂などの容疑で神戸家裁へ送致され、同家裁（井垣康弘裁判官）の決定により関東医療少年院へ長期収容されたが、関東地方更生保護委員会から「約6年半の矯正教育により、事件の要因となった性的サディズムなどは改善され、再犯のおそれはなくなった」と判断されたため、逮捕から約6年9か月後の2004年3月10日に仮退院を認められ、社会復帰した。事件現場は以下のように、須磨ニュータウン（神戸市営地下鉄西神・山手線：名谷駅の南方）に集中していた。

2015年8月29日の消印で、A本人から『週刊文春』宛てに送付された手紙の末尾に、〈重要なお知らせ〉として「元少年A」のホームページ開設の告知が記され、手紙の内容と共に9月10日に報じられた（『週刊新潮』『女性セブン』『朝日新聞』にも同内容の手紙が送られている）。

「元少年A 公式ホームページ」は、「存在の耐えられない透明さ」と題され、トップページにはプロフィールと、自著『絶歌』の宣伝広告文が掲載される。

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