昭和５４年３月４日リーディングジョッキー福永洋一が落馬事故で意識不明の重体に。その後、意識は回復したものの、二度と騎手として復帰することはなかった。福永洋一はデビュー３年目から９年連続リーディングジョッキーを獲得するなど、天才騎手として数々の大レースを制したが、ダービーだけは勝ってない。

　本年２月、福永洋一の長男祐一が引退した。祐一はワグネリアンでダービーを勝ち、父・子の悲願を達成したことは、記憶に新しい。

　福永洋一の事故を受けて、1979.5月号に「落馬事故防止と対応策」と称して座談会が掲載されている。ちなみに、司会は寺山修司氏である。

　この年のダービーはハイセイコーの子のカツラノハイセイコが勝っている。