●江戸明治和本●〈日用重宝・善悪早繰〉万年大雑書永代暦

【判型】中本1冊。縦177粍。

【作者】不明。

【年代等】文政4年1月刊。［大阪］加賀屋善蔵板。

【備考】分類「暦占・占卜」。『〈日用重宝・善悪早繰〉万年大雑書永代暦』は、『大雑書』に多くの記事や挿絵を載せたもの。『大雑書』は、暦占書の一種で、陰陽道にもとづいて、生活の諸々の指針などを民間用に平易に記述したもの。人間の行為・行動の吉凶を知る際の規準として、主として江戸時代に広く行なわれた（コトバンク参照）。底本は、「地震の図」「年徳八将神金神の事」「中段十二客の事」「天一神の事」「こよみ下段の事」「年中善悪日早ぐり」について解説し、以下、春夏秋冬・十二月別の吉凶日等を詳述する。さらに後半には「四季皇帝の図」「十干十二支図」「仏神加護日の事」「日よみ六十図」「男女相生」「五性善悪之事」「夢はんじ」「本朝年号続記」「食合どくけし」「法体名づくし」「尼名づくし」「一代灸治を忌日の事」「知死期の事」等を収録する。

★原装・題簽付(一部破損)・概ね美本。稀書(全国に所蔵数カ所(国文学研究資料館DB))。