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飴色のやわらかな飛騨春慶はとても素朴な漆塗り透漆（すきうるし）で仕上げ、蒔絵や螺鈿を施さず、木肌の持つ美しさをそのままに生かすところに特徴があります。温かみのある漆器です。

板を立体的に仕上げる曲げの技術は特に優れており、こちらの小櫃はその技巧が使われています。
曲げ木細工の技巧が活きる側板。
一枚板を曲げ留めてあります。


「おひつ(お櫃)」とは、炊いたごはんを移し入れておく容器のこと。
おひつはかつて、竈(かまど)とお釜で炊飯していた時代に主に使われていたキッチングッズです。お釜での炊飯は手間がかかるため、一日に一回、もしくは二日に一回しか炊きません。そのうえ、お釜のままでは食卓への持ち運びも困難。炊けたらすぐによそわないとお釜にごはんがこげついてしまいます。それゆえにごはんを保存する容器としておひつが必要でした。


【サイズ】　
1.飯器/小櫃
直径約24.1㎝　内寸約23.4㎝
高さ約12.3㎝　重量約562g
深さ約10.5㎝

2.杓文字
直径約20.7㎝
★元箱あり　付属品なし
※元箱→破れ箇所&経年による劣化ダメージあり。

★素地→天然木製
★塗り→うるし塗
★製造販売→不明
※需要が少ないのか？わかりませんが現在→飛騨春慶塗の老舗や御店ではほとんど販売されておりません。

※春慶塗の特徴で、塗りたては濃い琥珀色をしていますが、時間が立つにつれ木目が引き立つ薄い琥珀色へ変わってまいりますのでどうぞご了承下さい。
※保管に関しては、長時間乾燥した場所への保管は避けて下さい。塗装のひびの原因となります。

【コンディション】
未使用だと思われますが、おひつ内部に約10㎝程、透明なボンド？樹脂？のような物を塗った跡あり。
※添付写真9～12参照願います。
よって相場よりかなり御安く出品致しました。

素人検品ですので見落としがあるかもしれませんので、ご理解いただける方のみお取り引きをお願い致します。

長期保管品になりますので神経質な方のご購入はお控えください。簡易的なクリーニングはしておりますが、ご購入後は必ず洗ってからご使用ください。


ご質問等ございましたら、お気軽にコメント願います。


管理番号126