ペリカンのシグナムです。
14C(現在の14K)で字幅は細字相当。
現在のコンバーターに対応しております。


不人気モデル故にカタログ落ちも早く、今となっては地味に珍しい万年筆です。

他に同世代のシルベクサもございますので覗いてみてください。


＜品物について＞
シルベクサと共に保管されていた品です。
出品を忘れていた品となります(^_^;)


＜状態＞
保管用ではなく実用のコレクションですので多少使用感はあります。


細かい擦り傷など見られます。
首軸に嵌合式故の擦り傷が見られます。


ニブについてはルーペにて拡大していますのでよくよくご覧ください。
まずまずの個体かと。


＜万年筆の特徴など＞
ペリカンのシグナムシリーズの一本です。
こちらは亜種ではなく基本の鉄軸モデルとなります。

特徴としてはペリカンらしくないボディとペリカンらしい研ぎ出しが挙げられます。


ボディはペリカンらしさのない細身の鉄軸となっております。
モンブランなどの当時の流行りに影響を受けたであろう細身のシンプルなボディはコンバーター式なこともあって何とも特徴がありません。
二匹目のどじょうにはなれなかったようです、、、

悪くはないのですがやはり当時の14000円前後の価格を鑑みると他の吸引式モデルに軍配が上がりそうです。


ニブの形状も全体がロジウムメッキな点もペリカンにしては珍しいものですが、研ぎ出しはご覧のように丸いいつものペリカンです。



全体的に悪くはないのですが他社の真似や急な路線変更は良くないのかもしれませんね(^_^;)


カタログ落ちが早いモデルですのであまり出回らない印象です。
ペリカンを集めている方、変わった万年筆をお探しの方などにおすすめです。



＜最後に＞
物珍しさはあるのでデザインが気に入った方などいかがでしょうか？


以上、よろしくお願いいたします。