【商品スペック】
トップ:スプルース単板削り出し
サイド:フレイムメイプル単板削り出し
バック:フレイムメイプル単板削り出し
ネック:メイプル
指板:エボニー
ブリッジ:エボニー
PU: Raize RH-A1 フローティング
フレット残:9〜9.5分山
製造年:2009年

現行の多くのメーカーのアーチトップといえば生産コストを抑えて効率化するために高圧でプレス成形したものが殆どですが、こちらは単板から手作業での削り出しにて作成されております。

現行のAR-805CEの定価は$3,479≒約53万円の価格となってますが、使用されている材のクオリティや製作の手間暇を考慮すると、充分お買い得と言えるレベルだと思います。

ちなみに現行の同モデルはコントロールノブが本体に取り付けられており、エレアコとしての使用を第一に考慮された造りとなっていますが、こちらのモデルは本体への穴開けを極力抑えた構造になっており、素晴らしい生音を奏でてくれます。

私もこの生音に惚れ込み、普段はほぼアコースティックで使用していました。
メイプル特有のふくよかな音質は、どれだけ長時間弾いていても飽きることなく、心地良い時間を演出してくれます。

サイド/バックにも美麗なトラ目が出ておりルックスも最高です。カラーも一番人気のアンティークレッドです。

現状所有している他のどのアーチトップ（ヴィンテージのL-50なども含みます）よりも鳴っているのがこの一本です。フィンガーで爪弾くだけでもお腹に響くような振動を感じる程、箱鳴りしています。

ヴィンテージ特有の『枯れ』はまだまだこれからですが、15年経ってやっと新品時の硬質な音が丸くなってきており、年々育っていっていることを実感できます。

画像でお分かりの通りかなりの美品ですが、塗装は極薄ラッカーなので、僅かながら今後の貫禄に繋がるウェザーチェックが入り始めています。

弦高は画像よりご確認ください。プレイヤビリティは上々です。ネックはほぼストレート、トラスロッドも全くの未調整で、状態は極上です。

かなりの『名品』と呼べる自信の1本なのですが、家内から本数整理の指示が出たため泣く泣くの出品です。
ここ数ヶ月オークション、フリマサイトなどを通じて数本お取り引きをいただけたので、現在出品中の2本が売れればしばらくはギターの出品予定はございません。