松平氏由緒書、歴史的価値が高い。



豊田市の松平氏発祥の地にある、初代の「親氏顕彰会」が平成6年発行、本品は平成22年再版発行した物で、市販されていないものです。

原本は昭和46年発見されるまで埋もれていたもので、成立は大阪の陣と、「三河物語」成立の間、と言われています。また徳川史観によらない地元の伝承を伝えているとも言われ、貴重なものです。

大久保彦左衛門の「三河物語」と比較するとその相違がよくわかります。その点を話題にできると、ちょっと鼻高ですね！



原文の写真版と翻刻、現代訳がセットになっており、全107ページで古文書学習にも利用できます。



松平郷には、信広という松平三代目信光の兄の系統が400石余の旗本として残りますが、参勤交代をする交代寄合の待遇を受けていました。

通常、寄合待遇は、3000石以上の旗本の中でもごく上級の人に限られますが、松平郷松平家は、最高の格式で処遇されていました。



なお、本品は購入後未使用のまま袋に入れて保管されていたもので美品です。

松平郷の東照宮などの観光史料、及び松平郷松平の家系(通常の徳川・松平家系図には含まれないことが多い)を含んだ家系図を添付いたします。



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