背割れ、破損等なく読む分には問題ありません。

状態など気になる方は質問欄でよろしくお願いいたします。

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この作品は非常に複雑な歴史を持っています。

元は昭和30年「十字路」、江戸川乱歩が執筆していますが、

当時乱歩はアイデアが枯渇して、探偵作家クラブに参加している

シナリオライターの渡辺剣次に相談し、アイデアの提供を受けて

書かれたのが本書です。

ですから正しくは 原案-渡辺剣次 執筆-江戸川乱歩です。



そして1970年代に子供向けとしてリライトされたのがこの「死の十字路」

です。

リライト担当は氷川瓏で、渡辺剣次の実の兄です。

ですから弟が原案のものを乱歩を通して兄がリライトという

運命を感じる作品です。中身は原作での娼婦が花売り娘に

代わってる事と、原作にはいない明智が出てくる位で、大人が

読む文章になってますのではっきり言いまして子供向けでは有りません。

言葉が現代風仮名遣いに変わってますので原作より読みやすいです。