[完成品］ 1/48スケール ハセガワ製

日本海軍 艦上偵察機 『彩雲』

中島飛行機製

第762海軍航空隊

模型サイズ： 全幅：261mm 全長：240mm 全高：83mm



ハセガワ製1/48スケールの模型をストレートに組立・塗装しました。塗装は上面は中島系海軍暗緑色、下面は海軍明灰白色、カウリングは海軍カウリング色、機体内部は中島製機 体内部色、プロペラはレッドブラウン日本機プロペラ色、スピンナーは銀色です。フラップは下げ、前縁スラットは開の状態で固定しています。あくまでも素人が趣味のなかで製作 したものです。模型の仕上がり具合については画像にてご判断ください。 尚、非常にデリケートな商品なので、発送に際しては細心の注意を払って梱包して発送を致しますが、輸送途中で部品が脱落したり、折れたりすることも考えられます。出来ればご自身で接着等ある程度の補修が可能な方の落札をお願い致します。



[ 艦上偵察機『彩雲』について ]

昭和17年海軍は中島飛行機製作所に17試艦上偵察機として試作発注した。試作機は昭和19年に艦上偵察機『彩雲』として正式採用された。高速 性能を重視し前面投影面積を減らすためエンジンカウリングが最大径の細長いスマートな機体です。大直径のプロペラを採用し、そのために長くなった主脚が特徴です。垂直 尾翼は空母の昇降機の許容範囲の寸法にあわせ、３点姿勢にて後縁が垂直になっています。主翼は最新の層流翼で主翼面積を小さく抑えているため高荷重となり、それを補う ため前縁スラット、親子式ファウラーフラップを装備して最大揚力を得ている。最大速度は639km/hでしたが、戦後、米国で良質燃料を使用した試験では694.5km/hを記録し、これは当時の日本機の中で最速記録です。南方方面での偵察任務において米軍戦闘機に追撃され、それを振り切り逃げ切ったときに打った『ワレニオイツクテッキナシ』の電文は本機の高速性能を物語るエピソードです。帰還して上官から『余計な電文を打つな』と注意されたと言われています(笑)。また航続距離は増槽タンク付で5308kmmもあ り、これは日本からはるかタイまで無給油で飛行できる距離です。本機の正式採用時には既に日本にはまともな航空母艦はなく、作戦では空母からではなく陸上から発進していま した。終戦まで偵察任務で躍していました。