ラベル
LEANDRO BISIACH della Scuola Cremonese
fece in Milano 1898 Piazza del Duomo

寸法*approx.

WL 590mm
BL 355mm
stop 195mm
UB 162mm
MB 106mm
LB 202mm
weight 474.5g *incl.fittings

私はピアノを専門としておりますが、音楽を生業とする者として「楽器」というものにも深い関心を持っています。
ピアノとはまた違った成り立ちを持つバイオリンという楽器、なかなかに好奇心を掻き立てられ、本業の合間にコレクションしたり、楽器を探している知り合いの演奏家に受け渡しをしたりしてきました。
こちらの楽器は元々知り合いの弾き手が入手したもので、演奏機会が少ないためにどなたか良いバイオリンを探している方はいらっしゃらないか？と承りました。

現在も、基本的に前所有者の手元で弾かれメンテナンスされています。
またこのあたりは引き継いだ情報ですが
約1年前に
・ネック上げ
・ネック上げに伴いボタン部分修復
・指板、魂柱、駒、ペグをそれぞれ交換
といったやや大規模な補修を実施、ようやく音が落ち着いてきた頃と思われます。
との事です。ただそれでも演奏頻度は数日毎、程度の事で摩耗等も感じられないとの事。

肝心の音ですが、枯れた風格ある風貌そのものに素直で癖なく響き、円やか、太く枯れています。
私のピアノと合わせたりもしましたが、室内楽などのオケージョンがよりそぐうか、等と感触もありながら耳元でよりも一定の距離を置いた方が音量を感じるため、銘器たる所以かと感じます。

遡って、前所有者はドイツのオーケストラ奏者が元々弾いていた楽器を譲り受けたと伺っています。

幾分大雑把なご紹介となってしまっている所もあり、お気になられた方はご質問頂けますと幸いです。

◆参考に楽器を弾いた動画を収めました。
　よろしければご覧ください。
動画①外観
https://youtu.be/ZJ94DtKeMpk?si=1eh4rJh2ePviY-XS
動画②音
https://youtu.be/HmJCIFgbQMY?si=06P6GVdhsMB47sui

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