日本では茶玩という名前が一般的になっている紫砂などで作られた小さな置物です。中国語では「茶宠（茶寵）」といい、茶壺同様コレクション価値の高い品物として知られています。茶玩は、中国で縁起物と考えられているものがほとんどです。茶玩にはユーモラスな造形のものも多くあり、お茶の席を囲む人たちとの場を和やかにする効果や、文化的な息づかいをそれとなく伝える効果もあります。



この茶寵はちょっと見るとこわい、でもよく見るとちょっと可愛い二人の僧侶です。それぞれ僧侶は宣統通寶や康熙通寶、雍正通寶と清朝の歴代皇帝の冠した通貨を房に編んだ赤い房を手に持っています。ふくよかな耳たぶには大きな輪っかのイアリングを下げています。表情は豊かで見開いた目の眼光鋭く、見た人によってはちょっと怖そうな、あるいはちょっとユーモラスな表情が良く表現されています。袈裟のひだもリアルに造形され、存在感のある茶寵です。



仕様： (1) 高さ：約8.8cm 横幅：約7.5cm 縦幅：約7.8cm

(2) 高さ：約9.8cm 横幅：約6.8cm 縦幅：約8.2cm

材料：紫砂

ハンドメイド