①メンデルスゾーン：ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64

②ブルッフ：ヴァイオリン協奏曲 第１番 ト短調 作品26



アンネ＝ゾフィー・ムター（ヴァイオリン）

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

指揮：ヘルベルト・フォン・カラヤン

録音：1980年９月 ベルリン、フィルハーモニー



これがオリジナルの組み合わせ、1981年度のレコード・アカデミー賞を受賞した名盤です。まずメンデルスゾーンが出色の演奏です。17歳のムターの感受性に満ちたニュアンス豊かな音色と弾き方、感情の起伏の大きいカデンツァ、強弱と緩急の変化が自在で極めてスケールの大きな演奏です。カラヤンの指揮も壮大で厚みがあります。ブルッフも好演、カデンツァの冒頭からムターは力強く、高い集中力を持って説得力のある演奏です。



帝王カラヤンによって見い出され、天才少女ヴァイオリニストとして売り出されたアンネ=ゾフィー・ムター、芳紀まさに17歳の記録です。少女とはいえムターの独奏には一本の筋が通っていて強靭であり、華やかで色彩豊か。カラヤンの流麗豪華で貫禄十分の伴奏指揮に伍してしっかりと存在感をアピールしており、後年の大成を予感させるに十分の内容です。



17歳とはいえムターの独奏には一本の筋が通っていて強靭であり、華やかで色彩豊かである。カラヤンの流麗豪華で貫禄十分の伴奏指揮に伍してしっかりと存在感をアピールしており、後年の大成を予感させるに十分の内容である。各楽曲の旋律美とカラヤンの情熱的な展開は、ロマン派音楽を堪能させてくれる。「カラヤンサウンド」あるいは「ムターサウンド」を、一音も聴き逃さないという気合いでこめて、聴いていただきたい名演です。



国内盤、帯無し、プラケースすれあり

盤面微すれありますが再生問題無し



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