ビンテージワインオープナー / コルク抜き

フランス コンテ社 / ZIG-ZAG製のコンセルティーナ型のワインオープナーです。1920年にジュール・バートにより発案されたコルクスクリューで、機械的に引く長さを長くすることで軽い力でコルクを抜くことができるものです。

この楽しい構造がワインを開けるという楽しみを倍増させてくれます。フランス製の他のコンセルティーナ型のコルク抜きと比較写真あり。ZIGZAGはこれらを総称する代名詞となっています。



表にBte SGDG Fr & Et M&M DEPtの刻印があり、おおよそ以下のような意味です。

Bte SGDGはフランスの特許(1968年に廃止)を、Fr & Etはフランス&外国の略で特許適用地域を、M&M DEP (Marque et Modele Deposes)は登録ブランドとモデルを表しています。

裏に数字で50の刻印あり。

1958年にTIMECA社に買収されるまでの製品には裏面に製造年の刻印があります。こちらの個体は1950年製造(75歳)の物であることがわかります。



また、この頃までのスクリュー(刃)部は、その断面が鋭利な形状をしていますが、以降は刃の断面が円形の、現代のほぼすべてのワインオープナーに共通する形状となりました。ここがZIG-ZAGに関わらずコルク抜きがヴィンテージ品かどうかを見分ける大きなポイントになります。

このボトルオープナーは、時折、売買サイトで現代のZIGZAG製品を1930～40年代、ヴィンテージなどの表現で販売しているのを見かけますが、骨組み連結部分のリベット形状や、スクリュー断面形状、製造年刻印の有無などで真偽を見分けることができます。

また1930年代の古い物にはトップ両サイドにある栓抜きがありません。

この商品は現在もIDEAL社がZIG-ZAGブランドを買い取って生産が続けられています。



【状態】

70年以上の使用、保管における錆や汚れなどが見られますが、この時代のZIG-ZAGの中では状態は良好な方です。

伸ばした後に手を離すと持ち手付近に隠されているバネの力で元に戻ります。状態が悪い個体だと戻りません。

【サイズ】

通常時：15.5cm

伸長時：29cm



即日発送を心がけていますが、都合により3,4日掛かることもございます。



アンティーク ブロカント