ベートーヴェン　6枚組

disc 1

交響曲第1番ハ長調 Op.21

交響曲第4番変ロ長調 Op.60

『エグモント』序曲 Op.84

disc 2

交響曲第2番ニ長調 Op.36

交響曲第7番イ長調 Op.92

disc 3

交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』

『レオノーレ』序曲第３番 Op.72b

disc 4

交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』

交響曲第8番ヘ長調 Op.93

歌劇『フィデリオ』序曲 Op.72c

disc 5

交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』

『コリオラン』序曲 Op.62

『プロメテウスの創造物』序曲 Op.43

『アテネの廃墟』序曲 Op.113

disc 6

交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』



指揮：ヘルベルト・フォン・カラヤン

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

アンナ・トモワ＝シントウ(S)

アグネス・バルツァ(M)

ペーター・シュライアー(T)

ジョゼ・ヴァン・ダム(B)

ウィーン楽友協会合唱団

ヘルムート・フロシャウアー（合唱指揮）

録音：1975-77年[交響曲]、1965＆69年[序曲]



映像を含めれば、６種類ものベートーヴェン交響曲全集を残したカラヤンですが、その中でもっともカラヤンの意図が徹底しているのが、1970年代に録音されたこの一組でしょう。ベルリン・フィルとのコンビネーションが最高潮に達していたことを如実に示す壮大かつ強力、しかも精緻なサウンドはたいへんな聴きものです。ギュンター・ヘルマンスによるアナログ完成期の録音も素晴らしいもので、演奏者たちの気迫がダイレクトに伝わってきます。６つの序曲もスケールの大きな見事な演奏です。



当時のベルリン・フィルは、一糸乱れぬ鉄壁のアンサンブル、ブリリアントなブラスセクションの朗々たる響き、桁外れのテクニックを披露する木管楽器の美しい響きなどが一体となった圧倒的な演奏を展開。カラヤンは、これに流麗なレガートを施し、正にオーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な音のドラマの構築を行っていた。これほどの圧倒的な音のドラマは、クラシック音楽演奏史上においても空前絶後。



輸入盤、外箱に少しすれ傷みあり

盤面disc4に少しすれ、disc1と3に微すれありますが再生問題無し



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