収録曲 ＆ 演奏者

①ラフマニノフ
　ピアノ協奏曲　第２番　ハ短調
　作品 18

②チャイコフスキー
　ピアノ協奏曲　第１番　変ロ短調
　作品 23

フェリシア・ブルメンタール：ピアノ
ミヒャエル・ギーレン：指揮
ウィーン楽友協会管弦楽団

録音年：不詳（ 1960 年頃？ ）

レーベル：Allegretto（ VOX ）



ブルメンタールと聞いて、貴方は何を思い浮かべますか？

①ブルメンタールが演奏したバッハに非常な感銘を受け、ピアノ協奏曲第５番を彼女のために作曲したヴィラ = ロボスのエピソードですか？

②多くのレーベルに録音を残したものの、メジャー・レーベルでの録音が少ないため、「幻の女流ピアニスト」のイメージですか？

③忘れ去られた作曲家とその作品に多大なる興味を持って、珍曲・秘曲の録音に情熱を傾けたピアニスト？

どれも正解⭕ですが、③のイメージには、捕足が必要です。
ブルメンタールのレパートリーは、当初は標準的なものでした。VOX レーベルには、シューマン、グリーグ等のいわゆる主流の協奏曲を録音しています。当盤も、その１枚です。


ラフマニノフのピアノ協奏曲第２番には、世評の高いリヒテル盤やルービンシュタイン盤を筆頭に、名盤が多くありますね。残念ながら、ブルメンタール盤を名盤として紹介している記事を、『レコード芸術』誌で読んだ記憶はありません。ですが、この曲にはすでにお馴染みという方にこそ、当盤をオススメします❗
ギーレンの硬派の解釈による伴奏も、面白いです。このように書くと、癖のある味わいを楽しみたい方にオススメの１枚みたいですが、安心してください。聴いたあとに残るのは、「いい音楽を聴いた❗」充実感です。

チャイコフスキーも興味深い演奏です。快速テンポで弾いています。




盤面の外周部に、小さな傷があります。
老眼での素人検品です。傷の捉え方には、個人差があることをご理解願います。

出品前に、全曲の再生確認してあります。
問題なく、再生できます。

自宅で保管していた物です。
神経質な方は、購入を控えてください。