鉄道ピクトリアルの1979年3月号と1983年3月号。

いずれも京急の殿堂入りの名車「800形」「2000形」が新登場したときのものです。車両紹介やカラー写真による紹介など、大々的に持ち上げられているのがわかります。



そのほか記事、1979年の巻頭記事は「西鉄福岡市内線廃止特集号」で、ついに福岡の街から市電が消えた年でもありました。懐かしい市内中心部を走る路面電車や、かつての往年の名車の数々、数年後に開業する福岡市営地下鉄へのバトンタッチなど、この時代を感じさせる内容。



そのほか、鹿児島交通（南薩鉄道）でいち早く廃止された、阿多からの知覧線の廃線跡を歩くレポート。この当時は遺構が沢山残されており、橋梁やトンネル、ホーム跡など、訪れる人も皆無に近かった時代の貴重な遺構めぐりレポとなっています。



また「思い出のの東横電車」では、貴重な戦前の東京横浜電鉄時代の車両の数々が写真で登場。この年に新車デビューした8300系のレポートも掲載。



小田急8000形、近鉄北勢線ナロー電車の新車、国鉄119系のデビュー新車紹介記事は1983年の京急2000形と一緒に掲載されています。



1979年3月号は裏表紙に点シミが点在しています。1983年は背表紙に経年ヤケ感ありますが、双方とも中身は大変きれいです。



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