◎1888年夏、画家仲間たちと共同生活を夢見たフィンセント・ファン・ゴッホ(1853年〜1890年)は、アトリエを飾るために、壺にいけたひまわりを描きました。ファン・ゴッホの代表作《ひまわり》です。共同生活の夢は破れてしまいましたが、今度は自作の《ルーラン夫人(揺り籠を揺する女)》て組み合わせ、《ルーラン夫人》を中央に2点の《ひまわり》を左右に並べる「三幅対」を計画します。本展では、アムステルダム、ファン・ゴッホ美術館の《ひまわり》、シカゴ美術館の《ルーラン夫人(揺り籠を揺する女)》、損保ジャパン東郷青児美術館の《ひまわり》を同時に展示、ファン・ゴッホが夢見た「三幅対」として、日本では初めて公開致します。また同時代の画家の「花」を描いた作品も併せて展示、彼らが描いた花々とファン・ゴッホの「ひまわり」に迫ります。

◉縦30cm×横22.5cm。155頁。44点の図版を収録。
◉2003年9月20日〜12月14日に損保ジャパン東郷青児美術館にて開催。
◉【1 静物画としての花－資料編（1） 資料編（2）　ゴッホが描いた《ひまわり》】【2 装飾としての花－ゴッホと浮世絵　ゴッホのアトリエ装飾計画、アルル】【3 象徴としての花－資料編（3）　ゴッホの《ルーラン夫人（揺り籠を揺する女）》と「三幅対」の成立】【略年譜】【主要参考文献】
◉④ ⑤の画像が目次になります。
◉「ジュニア版ブックレット」付き(最後の画像、上角に年月日の記入あり)。

★状態ー本体元部の多少曲がり癖や表紙に擦りキズ、クスミ、縁部の多少傷み等やや使用感がありますが、中は概ね良好です。

✳︎単品での値引き交渉には対応しておりません。