ニコン三眼正立位相差顕微鏡です。

人気のニコンの黒色時代の顕微鏡です。
顕微鏡本体は今時のと異なりかなりコンパクトな点も良いと思います。また今時のと異なり，全て金属でできていて重厚です。位相差装置が入っていて，組織や細胞を無染色で観察できます。

中古の顕微鏡は大抵管理が悪く，光学系にカビや汚れがあり，ステージが動かなかったりしますが，全てチューンナップしましたので，直ぐ安心して長く使っていただけます。

対物レンズ　4X，10X ，20X，40X
（4X以外は位相差用）

接眼レンズ
10X，２個　

位相差のコンデンサーは，対物レンズの倍率に合わせて，ダイヤルを変えます。例えば，10Xレンズであれば，ダイヤルは10にします。これで観察すると，びっくりするくらいコントラストがでます。0に合わおせると，どのレンズも明視野顕微鏡（通常）で観察できます。

元々この顕微鏡は，タングステンランプ用になっていましたが，すでに製造中止だったので，アダプターを改良してLED仕様に変更しています。

双眼と別に，上部にある三眼目の開口部があります。写真撮影用で，後ろのノブを回すと双眼に入っていた光が上方に向かうようになっています。接眼レンズの1つをここに装着すると，真上からも観察できるわけです。写真やビデオ撮影したい人には必須です。

実際に観察してみると，かなり明るく鮮明に観察できます。

コントラストは，コンデンサーの上下動と絞りで調整できますので，色々試してください。

光源絞りとコンデンサーの位置を調節することで，ケーラー照明ができます。生きている細胞観察に優れています。

レンズ，プリズムを分解し，本体内部の汚れやサビもできる限りクリーンアップしておきましたので，長く使っていただけると思います。

おまけとして，お手元に届いてすぐに観察できるように，プレパラートを1枚お付けします。

よろしくお願いいたします。