2002年に小学館から毎週一冊ずつ発行された、当時としては斬新な漫画仕立ての大判の冊子で（第96号まで）、また各ページに解説があり、当時の風習・習慣、有職故実などの説明があり、「恋はいつでもウワサではじまる!？」などといくつものコラムが散りばめられ、顔の見えない平安時代の恋愛などを実感させてくれ、毎週ドキドキして読んでいました。
　１から5号までは、中流貴族の出身である光る源氏のお母さん（桐壺更衣)が帝に寵愛されて「光る源氏」が生まれ、ますます他の女性たちの嫉妬からいじめられた挙げ句病気で亡くなるという巻です。帝は物の怪（幽霊）でもいいから更衣に会いたいと悲しまれ、政務も滞り、公卿たちの頭痛の種になったという源氏物語の中でも特に有名な光る源氏誕生の巻き巻きです