木製

重さ　720g

W33cm-T16cm

【仏像彫刻】
至高を求めて続け、受け取る人の身になった様々なこだわりが集合され、先人たちから受け継がれた伝統技術に、現代の様式美を取り入れた究極のかたちがここにあります。
丁寧に作りあげられた格調ある表現がいつの時代も変わることのない日本のやさしい、祈る心を包み込みます。

【金剛大日如来】
真言宗のお寺の本堂にお参りしますと、壁面に多数の仏・菩薩が描かれた「胎蔵（界）曼荼羅」と「金剛界曼荼羅」の二幅（にふく）一対の両部（界）曼荼羅図がよく掛けられています。

「金剛界曼荼羅」は、根本経典の『金剛頂経（こんごうちょうぎょう）』をもとに説かれる曼荼羅で、中央の成身会をはじめ、全部で九会に区画され、九会曼荼羅とも言われます。

この曼荼羅は、私達が本来もっている仏性を、一切の煩悩に動ずることなく、世の中の一切の諸物諸現象から真理の宝をみいだし、一木一草にいたるまでこの世のあらゆるものの相互の堅い連帯感をもっておしみない慈しみをもち、大日如来の真理を達成するよう実践をおこなうことによって大日如来の真理を体得し成仏することのできる「智」の世界を図示しています。