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【詳細】

初版 眉村卓 燃える斜頸 ハルキ文庫



1999年6月18日初版 角川春樹事務所発行



「あなたの再出発をドリーム保険で！」――このうさんくさい広告にシロタ・レイヨはとびついた。恋人と職を同時に失った彼に、今の世界に対する未練などありはしなかったのだから。しかし保険によって別世界に送りこまれた彼が目にしたのは地球よりはるかに高次の文明を誇るエリダヌ人の世界だった！　彼らによれば、銀河系を存亡の危機に陥れる戦いが始まろうとしているというのだが・・・・・・。眉村卓の処女長篇ＳＦ。



眉村卓

1934年、大阪府生まれ。本名・村上卓児。大阪大学経済学部卒。大阪窯業耐火煉瓦に勤める傍ら、SF同人誌「宇宙塵」に参加。61年、同誌に発表したショート・ショート5篇が「ヒッチコック・マガジン日本版」に転載されてデビュー。61年の「SFマガシン」第1回コンテストに投じた「下級アイデアマン」が佳作第二席となる。63年の第一長篇『燃える傾斜』の刊行を機にコピーライターに転じ、65年から作家専業。本格SFからショートショート、少年ものまで、幅広い作品を発表。79年、「司祭官」シリーズの長篇『消滅の光輪』で第7回泉鏡花文学賞、87年、『夕焼けの回転木馬』で第7回日本文芸大賞を、それぞれ受賞



【状態】

経年劣化により焼け、カバーにスレ、傷は御座いますが、概ね良好です。

※裏カバーに若干反りが御座います。



#SF