外箱の表書きに「天保十巳亥歳　ニ月吉日」と墨書きされた野点弁当箱です。

木製、漆塗りです。

正面の板を上に引き上げて開けます。

様々な骨董品や古道具と一緒に、実家の蔵から出てきました。

江戸時代~明治~大正~昭和初期、野外での食事や「野点(のだて)」と呼ばれる茶会など、季節の植物や鳥を見に行く際に、このような携帯用の重箱型の弁当箱が用いられていたと聞いています。

【サイズ】
外箱　23.3×23.3×高さ29.5cm

重箱（小箱）　19.2×10.0×高さ4.5cm

重箱の蓋　10.0×19.5×高さ1.0cm

仕切り板　21×21×厚さ0.7cm

天板の持ち手はしっかりしています。取れていません。

小箱の2つは、仕切りが取れています。その２つの小箱の外側は、漆塗りの他の6つに比べてツヤもありません。

4段の上に載せる蓋は、1つしかありません。

小箱の上に載せる仕切り板は、真っ二つに割れています。

表書きの中央が削り取られています。

写真のようにたくさんの傷があります。

状態は写真でお確かめの上、ご了承願います。

骨董、古道具、古い物、江戸時代の物、和製アンティーク、アンティーク雑貨に興味のある方、楽しんでいただけると幸いです。

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