サンスター製の精密なダイキャストモデルです。

過去に存在したイギリスのスポーツカーメーカーであるTVR。
数多くのユニークなスポーツカーを世に送り出しましたが、その中でも最も前衛的なデザインをしていたのがタスカン。
こちらはタスカンとしては最終型となる2代目後期型になります。

まるで生き物のような有機的なデザイン、またそのボディを引き立てるマジョーラカラーに目を奪われますが、
スポーツカーとしての性質はかなりスパルタンでした。

ABS、エアバック、トラコンなどの安全装備の一切

を廃し、エンジンには自社開発のドライサンプ式直列6気筒「Speed Six」を搭載。
400馬力違いFRをABS、TCRなしで操るのはかなり腕が試されたと思います。

モデルを製造したのはサンスター。
クオリティ的には低めに位置しますが、ごく初期に生産されたモデルは非常に良くできており、こちらもその一つです。

特徴的な2段開閉式ボンネット、着脱式ルーフなどこの車ならではのギミックもしっかりと再現。
またボディカラーは複雑なマジョーラカラーですが、見る角度によって紫、緑、青と変化致します。
同時期のオートアートやエグゾトの偏光色より綺麗で、当時のサンスターの塗装技術の高さが伺えますね。


今ではなかなか市場に出回ることのない貴重なモデルです。
古いものではありますが、外箱、本体共に美品です。

ボディはセラミックコンパウンドで研ぎ出しののち、実車用コーティングポリマーを施工しました。
新品時を上回る深い艶をお楽しみ頂けるかと思います。