古伊万里の皿
直径約10.5cm
どっしりとした厚手
口元にくぼみありますが釉薬がかかっていますので、作成時のものと思われます。
高台は割れていますが、この一部に釉薬の付着がありますので、作成時のものかもしれません。
みこみは無地です。
外側に草木の紋様があります。
高台は1/3高台ですので、時代は初期伊万里のころからくらわんか前期かもしれませんが、私にはわかりません。
高台の内側に指あとと思われるものがあります。
この品物は歪みがありますので、発掘品かもしれません。
この歪みが景色となっております、当時は失敗作とされたかもしれませんが、私はこの歪みが景色と思われ悠久の思いに浸ることができます。
完成された品物にない独特の味わいがあります。
歪みの古伊万里皿は発掘品がほとんどで、失敗作だからこそ現存しているものは珍品と思われます。
この失敗作の珍品にご理解いただける方、ご購入の検討をしてください。
何の役にもたたないかもしれない皿ですが、人のこころを和ませる不思議な気がします。
くれぐれも失敗作ですので。