〈解説文は全て独自で書いております。無断使用はご遠慮下さい。〉

★2003年初版発行。紙カバー付き。
★カバー＝天地、角にスレ傷、表面に保管上の薄い
　　　　　スレ傷有り。
★本体＝天地、角に保管上のスレ傷やや有り。

★★上記以外、本文ページは使用感希薄で、経年に比して綺麗な状態です。製本も堅牢、ご愛読に支障は御座いません。

　おもしろ荘ファンには、こたえられない絵本です！リンドグレーンと言えばヴィークランド、北欧の自然や、室内の装飾、可愛らしい子供達の美しい絵をご堪能下さい。

　お国の方が描く挿絵には、美とリアリティが融合した、安心できる良さが有りますね！

　元気いっぱいのお姉ちゃんマディケンと、やんちゃ姫の妹リサベットの二人姉妹が主人公。家には優しいお姉さん的なお手伝いさんのアルバも居ます。

　理解があって愛情豊かな両親と、実の姉のようなアルバ、自然の中での、ゆとりある暮らし。ワイルダーの、農場の少年のアルマンゾと同じく、子供時代の理想的な家庭と言えます。

　クリスマスの贈り物を買いに行く前日に、お父さんと雪合戦をして遊んだせいか？可哀想に、マディケンは熱を出してしまいます。買い物をして帰ったら、クリスマスのクッキーを焼くという楽しみも全ておじゃんです。

　妹のリサベットは元気で、アルバと二人でクリスマスの買い物に出掛けます。留守番のお姉ちゃんにも、ちゃんとプレゼントを買い込み、もし気に入らなかったら自分が貰うから良いの！と子供らしいご意見。

　子供達へのプレゼントを内緒で用意したいアルバは、リサベットに店の表で待つようにと、店の外へ出します。これが間違いの元！

　じっと待っていなさい、が出来るタイプの子供と、出来ないタイプがいるんです。勿論、リサベットは自己主張の強い後者。酔っ払いのおっちゃんの馬橇が止まっているのを見て、橇に乗り込んでしまいます。

　途中、森の中でリサベットに気がついたおっちゃんは、何と、森の中にリサベットを置きざりにします。来た道をもどりゃいいんだよ！との捨て台詞。
幼稚園ぐらいの子に、なんてことするんだ！

　森の中で、お母さん、来てぇー！と泣きながら呼ぶリサベット。さあ、どうなるでしょう？

　状態は、上記★書きと、画像よりご判断下さい。

古書にご理解のある方との、嬉しいご縁を心よりお待ち致しております。