「青嵐の旅人」上下　2巻セット
天童荒太
定価: -3,800円+税

#天童荒太 #本 #日本文学／評論・随筆

激動の幕末、伊予松山藩のお遍路宿で縁あって育てられた姉 ヒスイ、弟 救吉、実の兄妹ではないが周囲の温かい人達の中で暮らしていた。
物語は兄妹が幕末の戦いに巻き込まれながらも支え合い医療活動に励み力強く生きていく姿を描いていく。幕末に活躍した志士達も登場し幕府を支持する藩、尊王派に傾いてゆく藩、それぞれの立場も分かりやすく描いている。

「歴史とは庶民が支えているもの」
「虚しいからこそ命は尊い、厳しいからこそ運命は生きる甲斐があるのだ」「旅の果てに訪れる啓示によって信じられ、元の暮らしに戻ってゆく」市井の人々は常に歴史に翻弄されながらも力強く生きていく。

購入後、カバーをかけて読みましたので綺麗な状態だと思いますが人手に渡ったものになりますので中古品としてご理解ください。

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