此方では初めて扱うラジオです。当然発売時点でも数は出ていなかったでしょう。
73年1月の日立のカタログに載っているデータが正確と思われる唯一の物ですが、それによれば、定価は¥12500、
FM.AM共にセラミックフィルターを採用して驚異的選択度を誇ると、記載されています。
スピーカーはアルニコで、この時期日立が多用していた多重コルゲートエッジの10cmの物。
軽そうなコーン紙、柔らかいエッジなので能率は高い筈です。出力は2Wと結構大きく、この当時としてはワールドボーイTX以外ではこれだけ大音量のモデルはこのクラスには無かっただろうと思います。
しかし、この時期はまだラジオは如何に多くのアクセサリーがついて、どんなギミックがあるかが大きなポイントでしたから、感度が良く、音が良いというセールスポイントではヒットは難しかったでしょう。
日立のカタログではこの上級機にKH-1520というのが¥15500で出されており、此方は過去2、3台扱った記憶がありますが、此方とは¥3000の価格差です。差は何かと言えば結構大きく、1520は3バンドでチューニングメーター、革ケース、ラウドネスが付いています。出力は同じ2W。FM感度は1520が-5dbに対して-3dbでしたから、普通なら1520を選ぶでしよう。
尤も1520に¥400足すとステレオが聴けてデザインも良くスピーカーも2ウェイのパデイスコ3000が買えたので、どうも日立の価格設定は良く分かりません。
このモデル単体で見れば感度、音も良く悪くありません。如何にも真面目な日立らしい堅実な造りです。
この個体はアンテナ欠品、電源が入らない状態で入手。アンテナは代替品且つ先端は木ネジで代替。電池の液漏れ痕も可成りあって、配線も一部交換して居ます。
希少モデルで修理にも手間が掛かったので少し高めの価格です。
73年1月の日立のカタログに載っているデータが正確と思われる唯一の物ですが、それによれば、定価は¥12500、
FM.AM共にセラミックフィルターを採用して驚異的選択度を誇ると、記載されています。
スピーカーはアルニコで、この時期日立が多用していた多重コルゲートエッジの10cmの物。
軽そうなコーン紙、柔らかいエッジなので能率は高い筈です。出力は2Wと結構大きく、この当時としてはワールドボーイTX以外ではこれだけ大音量のモデルはこのクラスには無かっただろうと思います。
しかし、この時期はまだラジオは如何に多くのアクセサリーがついて、どんなギミックがあるかが大きなポイントでしたから、感度が良く、音が良いというセールスポイントではヒットは難しかったでしょう。
日立のカタログではこの上級機にKH-1520というのが¥15500で出されており、此方は過去2、3台扱った記憶がありますが、此方とは¥3000の価格差です。差は何かと言えば結構大きく、1520は3バンドでチューニングメーター、革ケース、ラウドネスが付いています。出力は同じ2W。FM感度は1520が-5dbに対して-3dbでしたから、普通なら1520を選ぶでしよう。
尤も1520に¥400足すとステレオが聴けてデザインも良くスピーカーも2ウェイのパデイスコ3000が買えたので、どうも日立の価格設定は良く分かりません。
このモデル単体で見れば感度、音も良く悪くありません。如何にも真面目な日立らしい堅実な造りです。
この個体はアンテナ欠品、電源が入らない状態で入手。アンテナは代替品且つ先端は木ネジで代替。電池の液漏れ痕も可成りあって、配線も一部交換して居ます。
希少モデルで修理にも手間が掛かったので少し高めの価格です。
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